仲介手数料とは契約する際に支払うお金ですが実際にどういったお金なのかどうゆう用途なのか、いくら払うのか、値引き交渉できるのかなど見ていきましょう。
①仲介手数料とは?何のためのお金?
仲介手数料とは賃貸の仲介(お部屋を紹介から契約に至るまでのお手伝い)してくれた不動産業者に支払う報酬金です。報酬金ですのでお部屋が決まって正式に契約することになって初めて発生する費用です。いい部屋が見つからなかったり、審査に通らなかったりなどの場合は支払う必要はありません。もちろん、途中まで頑張ったから払ってとかもありません。
何のためのお金?
不動産業者は物件の紹介や案内、業者や大家さんとの契約手続き、火災保険や保証会社のあっせんなどさまざまな業務をこなしてくれます。これらの業務の対価として支払うのが仲介手数料となっています。よく駅前などで見かけるアパマンショップ、ピタッとハウス、エイブルなどの賃貸仲介業者がこの仲介手数料を主な売り上げとして営業しています。
②仲介手数料の相場は?計算方法は?上限は決まってる?
賃貸契約の仲介手数料の相場は家賃の1か月分+消費税です。ここでの注意ポイントはこの『家賃の1か月分』とは管理費や共益費を含まない金額です。
つまり賃料80,000円、管理費5,000円の物件で仲介手数料が賃料1カ月分+税の場合
80,000円(賃料)×1.08=85,600円
管理費は計算に含まれません。これが仲介手数料になります。よく覚えておきましょう。
仲介手数料の上限
相場と同じで家賃の1か月分+消費税です。これは宅建業法で決められていてこの額を超えて請求した場合は業法違反で罰せられます。あくまで上限ですのでこれより下げることは自由にできます。最近では業者間競争も激しく、仲介手数料を半額にする業者やキャンペーンや特定の物件は仲介手数料ゼロにする業者も出てきています。
③仲介手数料は交渉で値引きできる?
仲介手数料値引きは可能ですがこの場合はケースバイケースで時期によったり物件によったり一概に言えないです。サクッと値下げできることもあれば全く下げれない場合もあります。
どうしても仲介手数料を減らしたい方はエイブルやミニミニなど初めから仲介手数料半額で受けてくれる所に行ったりキャンペーンで割引しているところに行くのが確実です。
④まとめ、不動産屋のアドバイス
・仲介手数料とは仲介してくれた不動産業者に払う報酬金。
・報酬金なので成約しなかったら支払う必要はない。
・契約に至るまでの様々な業務への対価として支払うお金。
・相場は家賃の一カ月分+消費税
・上限も家賃の一カ月分+消費税。宅建業法で定められている。
・仲介手数料は交渉で値引きできることがあるがコツがいる。
いかがでしたでしょうか。関連記事やあわせて読みたい記事もご覧いただくと理解が深まるので是非読んでみてください。